2022年7月16日(土) 14:30〜15:00
今日は特別な日になった
十数年来、お付き合いをさせて頂いている会社経営者様と久しぶりにお会いする時間を頂いた
その方は 飲食店を経営、私から見て とても「エネルギッシュ」な方。
その方と話をしていると、いつも とても不思議な気持ちになる
なんだろう。自分にも自信が湧いてくる。どんな難しい事も出来るような気持ちになる
私はふと ある話を思い出した
『ノミの法則』
自分の限界を決めているのは自分自身
みなさん、この「ノミの法則」という話はご存じだろうか?
あの小さな、小さなノミのお話し。
数ミリの小さな体を持つノミは、30㎝ほどのジャンプ力があるといわれている。
体長の100から150倍の高さを跳べるということになる。
身長174cmの私が、231メートルの高さまで跳ぶのと同じこと。
2019年秋開業の「渋谷スクランブルスクエア」が地上47階、渋谷エリアで最高の高さ、230メートルになるという。
ノミにとっての30㎝は、私にとって、47階建ての超高層ビルくらい高いものである。そのジャンプ力の凄さはいうまでもない。
さて、このノミ。
そのノミをコップに入れて、蓋をする。
ノミはコップから出ようと必死にジャンプをするが、蓋にあたってなかなか出れない。
何度も何度も蓋にぶつかる経験を繰り返すことで、蓋にぶつからないように、ジャンプする力を弱めてしまう。
ぶつかることで得る痛い体験が跳ぶことを諦めさせてしまうのだろうか。
その後、コップにかぶせてある蓋を取ったとしても、ノミは蓋があったときの高さしか跳べなくなってしまうのだ。
なぜ
/何故
私たち、人間も少なくとも一度は同じような経験をしたことがあるのではないだろうか?
何かに挑戦をし、自分の思っていたような成果が出せなかった。うまくいかなかった、失敗したという不安、恐怖、ネガティブな要素が、自分の限界をどんどん狭めていく。
そして最終的には、狭まった限界の存在にすら気づくことすらなく、自らの歩みを止めてしまうなんてこともあるんだろう。
では一体、どうすればノミは以前のように高く跳ぶことができるようになるのか?
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それは、跳べるノミと一緒にすること。
自分の横でピョンピョン飛び跳ねるノミ仲間を見ることで、
「あれ?昔、あんな高さ跳べてたよな」
「一緒に跳んでみようかな」
「わ~、跳べる、跳べる!!」
と意識に変化が出てきて、最終的には自分の姿、自信を取り戻し、再度高く跳べるようになる。
なぜノミの話を思い出したのかというと、冒頭にお話した 飲食店経営者の方。
その方は、私に昔の私の姿を思い出させてくれているからだ。
経営者の方は、ピョンピョンと飛び跳ねている。軽やかに飛び跳ねる経営者の方を見ることで、私も再度挑戦することができるような気がしてきている。
私は前職の企業を自らの意思で退職してから、自分が思い描いていたほど順調に進まなかった。
そのことから、自分の人生を振り返り、なんとも悲観的になることが多くなったような気がする。
できないという気持ちが、私のコップに蓋をし、徐々に自己肯定感を下げ、跳ぶことを諦めていった。
挑戦することが大好きだった人間が、チャレンジすることを怖れるようになっていたのだ。しかも自分の限界を自分自身で作ってしまったことで、怖れて前に進むことを拒んでいることにさえ気づかなくなってしまっていた。
会社勤めをしていた当初は、最初から仕事が順調だったかというと、そうではなかった。
しかしながら、わからないことは何でも調べ、そこで積み重ねた自分の知見や経験で困っている人の問題が解消したり人とのコミュニケーションの楽しさが、小さな成功体験となり、その積み重ねにより、会社でも様々なポジション(役割)を勤めさせていただくことができた。
そしてなにより楽しかった。
経営者の方は、私に思い出させてくれている。あの時の、ドキドキ感、ワクワク感を。
私の周りで高く跳びながら、「ほら、ここまでおいで!」と言ってくれている。トランポリンの上で一緒に跳んでいるような感覚。
手をそっと差し出してくれ、「見てごらん、こんなに跳べたよ!」と、忘れさっていた跳ぶリズムを思い出させてくれる。
そして、失敗なんて気にせず、どんどんチャレンジしていた昔の自分を鏡のように映し出してくれている。
ビジネスなどではよく出てくる話のようだが、どの人にも当てはまることだと思う。
自分より少し高くジャンプしている人の傍に身を置くことにより、自分も一緒に高く跳べるようになっていく。
無理に頑張ったり、辛い思いをしながら努力を重ねるというよりは、本来の自分に気づくことが大切なのかもしれないと感じる。
私たちもノミのように、本来は挑戦し、チャレンジをし続けるために生まれてきたのだから。
社会のしがらみ、他人からの些細なひと言、置かれている環境の中で、まずは自分が作ってしまった『限界』という蓋の存在に気づくことが重要なのではないだろうか。
「もしかしたら、自分自身でリミットを決めてしまっていないだろうか」と見直してみる。
そして、自分の気になる人、「あんな人になりたいな!」と思う人に勇気を出して近づいてみるのもひとつの手かもしれない。
最初はなかなか上手く跳べないかもしれないが、しばらくすると自分のジャンプ力の凄さに気がつくはずだ。
「ここまでしか跳べない」っと決めたのは誰だろう?
まわりの誰でもない、自分の限界を決めたのは自分自身。
人間、挫けそうなときもある、諦めたくなるときもある、「もう限界だ~!」と叫びたくなることもある。
そんな時は、小さな小さなノミの話を思い出し、自分の持って生まれてきた可能性を思い出し、ぜひチャレンジし続けていってもらいたいと思う。
さあ、今日が人生のターニングポイントだ!
共に人生を変えよう